Ol' Dirty Bastard 【Return To The 36 Chambers: The Dirty Version】
アルバム紹介
1995年にElektra Recordsより発売されたOl' Dirty Bastardのファーストアルバム『Return To The 36 Chambers: The Dirty Version』。グループとしてはMethod Manに続き2人目のソロデビュー。異端児が多いウータンの中でも群を抜いて異端とゆうよりHIPHOP界隈の中でも1、2を争う程の異端。彼はコカインと鎮痛剤のオーバードーズにより2004年に死去。(アメリカはいつまで鎮痛剤の問題を放置するのだろうか?)
本人は昔からDef Jamと契約したかったみたいだが、契約内容がDef Jamと同じ金額かつ20年後に曲の権利が返ってくるとの事で、彼の将来の事を考えWu-Tang ClanのリーダーRZAの独断でElektraと契約、しばらく彼とRZAは音信不通になる。インパクトあるジャケットだが福祉カードを採用。
ちなみに彼の息子Young Dirty Bastardがアーティストとして活動しているみたいです。
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曲紹介
1 Intro
2 Shimmy Shimmy Ya
3 Baby C'mon
4 Brooklyn Zoo
5 Hippa To Da Hoppa
6 Raw Ride Feat. Raekwon & Method Man
7 Damage Feat. GZA
8 Don't U Know Feat. Killah Priest
9 The Stomp
10 Goin' Down
11 Drunk Game (Sweet Sugar Pie)
12 Snakes Feat. Killah Priest, RZA, Masta Killa & Buddah Monk
13 Brooklyn Zoo II (Tiger Cane) Feat. Ghostface Killah
14 Proteck Ya Neck II The Zoo
15 Cuttin' Headz Feat. RZA
16 Dirty Dancin' Feat. Method Man
17 Harlem World
2曲目『Shimmy Shimmy Ya』彼を代表する曲の一つだと思う。PVの世界観が彼の好きな70年代のソウルミュージック??となっている。
4曲目、彼の代表曲であろう『Brooklyn Zoo』トラックもいい、クレジットを見直してみたらプロデュースがRZAではなく彼自身とTrue Masterだった。PVも彼の独特な動きや片方だけレンズが入ったサングラスをかけている所など見どころ満載。
7曲目『Damage』プロデュースはRZAなのでウータンっぽい曲調になっている、客演にはウータンからGZA、いとこだから愛称抜群で切れ味鋭い曲になっている。
12曲目『Snakes』客演はウータンからRZAとMasta Killa にウータンの2軍か3軍なのかは分からないがBuddah Monk、Killah Priestが参加
14曲目『Proteck Ya Neck II The Zoo』客演にはKIller Priest , Zoo Keeper , Lord Buddah Monk , Borooklyn Zu , Prodiga 60 Second Assasin , 12 O`Clock , Mu Shorty , Shit Stain と大人数が参加。ウータンの『Proteck Ya Neck』のトラックをそのまま使用し彼なりの続編になるのだろう。ちなみに Zoo Keeper , 12 O`Clock はいとこにあたる。
終わりに
以上Ol' Dirty Bastardの『Return To The 36 Chambers: The Dirty Version』でした。こちらの作品は2023年現在フリマサイトで800円程で購入できるようです。オススメは国内盤・帯付きです。