Dr. Dre 【2001】
アルバム紹介
Dr. Dreが1999年に自身のレーベルAftermath Entertainmentから発売した『2001』、なぜ1999年なのに2001かと言うと彼が前に所属していたレーベル、デスロウのCEOシュグナイトがDr. DreがThe Chronic:2000ってアルバムを出そうとしている事を知り先に2000を商標登録?をして出せなくなり『2001』になる。
前作から6年たって満を満たして出したアルバムは果たして昔のDr.Dreなのかそれとも彼は変わってしまったかを試される作品となったが前作『Chronic』の570万枚を大きく上回る750万枚の売り上げとなった。
曲紹介
1 Lolo (Intro) feat. Big Tray Deee & Xzibit
2 The Watcher
3 Fuck You feat. Snoop Dogg & Devin the Dude
4 Still D.R.E. feat. Snoop Dogg
5 Big Ego's feat. Hittman
6 Xxplosive feat. Hittman, 6Two, Nate Dogg, Kurupt
7 What's The Difference feat. Xzibit & Eminem
8 Bar One [Skit] feat. Eddie Griffin, Ms. Roq, Traci Nelson
9 Light Speed feat. Hittman
10 Forgot About Dre feat. Eminem
11 The Next Episode feat. Snoop Dogg & Nate Dogg
12 Let's Get High feat. Hittman, Kurupt, Ms. Roq
13 Bitch Niggaz feat. Snoop Dogg, Hittman, 6Two
14 The Car Bomb [Skit] feat. Charis Henry & Mel-Man
15 Murder Ink feat. Hittman & Ms. Roq
16 Ed-Ucation [Skit] feat. Eddie Griffin
17 Some L.A. Niggaz feat. Xzibit, Kokane, MC Ren, King T, Time Bomb, Defari, Knoc-Turn'al
18 Pause 4 Porno [Skit] feat. Jake Steed
19 Housewife feat. Hittman & Kurupt
20 Ackrite feat. Hittman
21 Bang Bang feat. Hittman & Knoc-Turn'al
22 The Message feat. Rell, Mary J. Blige, Thomas Chong
- 4曲目『Still D.R.E. 』もはや彼の代名詞であろう曲。このトラックに誰もリリックを書く事ができずに作成は難儀に、そこでDreがJay-zに連絡し彼がリリックを書く事になった。Dr.Dreは変わってしまったんだろ?との声に『俺はまだストリートを愛しているぜ、世界中のギャングスタを代表しているぜ』とラップで返す。『I`m represteting for them gangstas all across the world』
- 7曲目『What's The Difference』客演にはXzibitとEminem。なぜこの曲が好きかと言うとやはり伝説的ライブ『The Up In Smoke Tour』を見てしまったからだろう、Xzibitの男臭さを感じさせるラップパフォーマンスは今見てもカッコイイ。
- 10曲目『Forgot About Dre』客演にはEminem。クロニックから大きく変わった事と言えば彼自身のサウンドを次のレベルに上げた事とDr. DreがEminemに出会い契約をしたことだと思う、2023年現在も一緒に楽曲製作する中である。
- 11曲目『The Next Episode』客演にはSnoop Doggと2011年に亡くなったNate Dogg。この曲も彼を代表する曲だと思う。特徴があるイントロはプロ野球選手などが打席に入るときに使用したりしている為耳にしたことがあるかもしれない
- 22曲目『The Message』アルバムを締めくくるにベストの曲、客演はグラミー賞を獲得したこともあるMary J. Blige。亡くなった兄弟タイリーに捧げる1曲。
nidankai-usetsu.hatenablog.com
終わりに
以上Dr. Dreの『2001』でした、2023年現在フリマサイトで1000円程で購入でいるようです、オススメは国内盤・初版・帯付きです。
NORIKIYO 【Exit】
アルバム紹介
2007年に発売されたNORIKIYOのファーストアルバム『Exit』。このアルバムの前にはSEEDA AND DJ ISSOの『CONCRETE GREEN 』シリーズに曲提供していていた。彼を知ったのはシスコ坂にセカンドアルバム『OUTLET BLUES』のボムが描かれているのを雑誌で知り興味本位で聴いたのがきっかけだ。
2022年に大麻取締法で逮捕され、2023年6月から3年間も刑務所生活を送ることになる。
NORIKIYOといえば短いスパンでアルバムを出す傾向がある(SCARSのSEEDAも同じ)、中身が薄くなるとは言わないが、私自身2枚目までしか聞きませ。しかしこの『Exit』の出来は別格なので知らない方はこの際に是非聴かれてみてください!!
曲紹介
1 INTRO
2 RAIN Feat. SEEDA
3 DO MY THING
4 いつもの話 ~BUTTER~ Feat. BRON-K, WAX, TKC
5 SKIT
6 黄昏公園
7 23時各駅新宿
8 KANAGAWHAT!! ~STAND UP~
9 IN DA HOOD
10 成田発 KUALA LUMPUR 2002便
11 RODEO CHASIN' Feat. GANGSTA TAKA, Sticky
12 2 FACE Feat. BES
13 BULLSHIT Feat. SHIZOO
14 NEXT
- 7曲目『23時各駅新宿』曲の完成度が高い、トラックも哀愁がありNORIKIYOのリリックもいい。『何が正しい? 何が間違え?』『見えない何かに見出す明日』『俺ならここだ 神奈川相模』
- 9曲目『IN DA HOOD』やはりNORIKIYOといえばこの曲だなと聞きなおして思った。『GAMI RIVER SIDE』『川沿いの町 俺達の町』『キリスト 仏 掌でプレイ』
- 12曲目『 2 FACE』客演にはSCARSからBES。The O`Jaysの『Cause I Want You Back Again』をサンプリング、初期NORIKIYO作品でこの曲が好きな方も多い印象。このころのBESは逮捕される前だからかキレキレでカッコよし。
- 13曲目『NEXT』アルバムを締めくくるに最高の曲、アウトロで当時関係があったSCARSや自身が所属するSD JUNKSTAにコンピレーションCD『CONCRETE GREEN』で共演した仲間の名前を挙げていくのがイカス。
終わりに
以上NORIKIYOの『Exit』の紹介でした。2023年現在フリマサイトで2800円程します。
3年前に比べると1000円程値段が上がっている印象です。今後3000円以上になりそうですので、購入される方は帯付きで状態がいい物をお勧めします。
Ol' Dirty Bastard 【Return To The 36 Chambers: The Dirty Version】
アルバム紹介
1995年にElektra Recordsより発売されたOl' Dirty Bastardのファーストアルバム『Return To The 36 Chambers: The Dirty Version』。グループとしてはMethod Manに続き2人目のソロデビュー。異端児が多いウータンの中でも群を抜いて異端とゆうよりHIPHOP界隈の中でも1、2を争う程の異端。彼はコカインと鎮痛剤のオーバードーズにより2004年に死去。(アメリカはいつまで鎮痛剤の問題を放置するのだろうか?)
本人は昔からDef Jamと契約したかったみたいだが、契約内容がDef Jamと同じ金額かつ20年後に曲の権利が返ってくるとの事で、彼の将来の事を考えWu-Tang ClanのリーダーRZAの独断でElektraと契約、しばらく彼とRZAは音信不通になる。インパクトあるジャケットだが福祉カードを採用。
ちなみに彼の息子Young Dirty Bastardがアーティストとして活動しているみたいです。
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曲紹介
1 Intro
2 Shimmy Shimmy Ya
3 Baby C'mon
4 Brooklyn Zoo
5 Hippa To Da Hoppa
6 Raw Ride Feat. Raekwon & Method Man
7 Damage Feat. GZA
8 Don't U Know Feat. Killah Priest
9 The Stomp
10 Goin' Down
11 Drunk Game (Sweet Sugar Pie)
12 Snakes Feat. Killah Priest, RZA, Masta Killa & Buddah Monk
13 Brooklyn Zoo II (Tiger Cane) Feat. Ghostface Killah
14 Proteck Ya Neck II The Zoo
15 Cuttin' Headz Feat. RZA
16 Dirty Dancin' Feat. Method Man
17 Harlem World
2曲目『Shimmy Shimmy Ya』彼を代表する曲の一つだと思う。PVの世界観が彼の好きな70年代のソウルミュージック??となっている。
4曲目、彼の代表曲であろう『Brooklyn Zoo』トラックもいい、クレジットを見直してみたらプロデュースがRZAではなく彼自身とTrue Masterだった。PVも彼の独特な動きや片方だけレンズが入ったサングラスをかけている所など見どころ満載。
7曲目『Damage』プロデュースはRZAなのでウータンっぽい曲調になっている、客演にはウータンからGZA、いとこだから愛称抜群で切れ味鋭い曲になっている。
12曲目『Snakes』客演はウータンからRZAとMasta Killa にウータンの2軍か3軍なのかは分からないがBuddah Monk、Killah Priestが参加
14曲目『Proteck Ya Neck II The Zoo』客演にはKIller Priest , Zoo Keeper , Lord Buddah Monk , Borooklyn Zu , Prodiga 60 Second Assasin , 12 O`Clock , Mu Shorty , Shit Stain と大人数が参加。ウータンの『Proteck Ya Neck』のトラックをそのまま使用し彼なりの続編になるのだろう。ちなみに Zoo Keeper , 12 O`Clock はいとこにあたる。
終わりに
以上Ol' Dirty Bastardの『Return To The 36 Chambers: The Dirty Version』でした。こちらの作品は2023年現在フリマサイトで800円程で購入できるようです。オススメは国内盤・帯付きです。
SOUL SCREAM 【THE "DEEP"】
アルバム紹介
1996年に発売されたSOUL SCREAMのファーストアルバム『THE "DEEP"』。現在のメンバーはMCのHAB I SCREAMとE.G.G.MANとDJ CELORYの3人組のユニットだが 、まだMCのSHIKIとトラックメイカーのALGがいた頃で作品です。ジャケットはNIRVANAの『Nevermind』のオマージュかな?このアルバムを寝る前に聞くと寝落ちしそうなほどリラックスできる、なぜこのジャケットにしたのかが分かる気がする。
客演にはZEEBRAとK DUB SHINE RHYMESTERが参加、たまたまかこのメンバーで『TOu-KYOu 2021』を発売している。
SOUL SCREAMは好き嫌いがハッキリしているグループだと思う、アンダーグランドでもハードコアでもないし、どこか詩的な歌詞が苦手な人もいると思う、まぁあと高学歴てゆうのもある、しかし固定概念を取り払って是非聴いて欲しい作品です。
曲紹介
1 INTRO
2 魂の叫び
3 字幕
4 15丁目
5 COMATUS
6 0番線
7 追われてる Feat. ZEEBRA
8 無限の次元
9 PHAT JAM
10 闇ノ我レ Feat. K DUB SHINE
11 THE WATERS
12 緑
13 BRAND NEW Feat. RHYMESTER
14 黒い月の夜
15 自由街道
16 君だけの天使
- 2曲目『魂の叫び』後に彼らのアルバムでシリーズ化されている曲の一発目。『スクリーム 叫び 雄たけび』『偽りまやかしなし』
- 4曲目『15丁目』個人的にSOUL SCREAMの中で最高の曲だと思う、タイトルの15丁目の意味は未だに分からないがアルバムのコンセプト通りでジャケットのように海に沈んでいくような感じをさせる曲。フックの世界観が最高。『絵日記の中をめくる 1ページの中に眠る 深く...』
- 6曲目『追われてる』客演にキングギドラからZEEBRA。メッセージ性があり社会について訴えている曲、90年代のZEEBRAはすごく好きだが2000年代からは悪路線に走る。『世の中どこかが壊れている』『おのずと己に問われて』
14曲目『黒い月の夜』プロデュースにはNAKED ARTZからDj Tonk。この時代のTonkサウンドにハズレは少ない印象。曲はラブソングになるのかな?
- 15曲目『自由街道』こちらもタイトルは違えど後のアルバムでシリーズ化される曲。アウトロではこの時代活躍していたラッパーの名前を挙げて感謝を示しています。『自由街道 照らすライト』
- 16曲目『君だけの天使』メッセージ性が強い曲、若者のシンナー乱用や援助交際についてラップするが最後のパートでは今後の人生について考えてほしいと訴える。
終わりに
以上SOUL SCREAMの『THE "DEEP"』でした、2023年現在フリマサイトで1200円程で購入できます、ここ数年は値段が動いていない印象です、ちなみに元から帯は付いていませんのでご注意ください。
Nas 【Illmatic】
アルバム紹介
天才Nasが1994年に発売した記念すべきファーストアルバム『Illmatic』ソース誌の5本マイクも獲得しその年を代表する作品になった、この時Nasは若干21歳である。2023年現在でも神格化され賛辞を受け続けている作品はこの他にあるのか分からないほどの作品。
Nasは1991年に発売されたMAIN SOURCEの傑作アルバム『BREAKING ATOMS』の『Live At The Barbeque 』に客演で参加し注目を集め、その後映画『ZEBRAHED』のOSTに『Half Time』が収録される。このころは西高東低の時代で東海岸からはあまりヒット作品は出でいないのが現状で、1993年にウータンのアルバムで東海岸に注目を集め、この作品で東海岸の有名プロデューサー達を使い流れを取り戻すことができた。
曲紹介
1 The Genesis Feat. Jungle & AZ
2 N.Y. State Of Mind
3 Life's A Bitch Feat. AZ
4 The World Is Yours Feat. Pete Rock
5 Halftime
6 Memory Lane (Sittin' In Da Park)
7 One Love Feat. Q-Tip
8 One Time 4 Your Mind
9 Represent
10 It Ain't Hard To Tell
- 2曲目『N.Y. State Of Mind』プロデューサーにはGANG STARRからDJ PREMIERを起用、個人的にNasとPremierのタッグが最強と今でも思う。自分の生きざまや取り巻く環境・ドラッグについて歌っている曲。
- 3曲目『Life's A Bitch』客演にAZを起用、どこか哀愁漂うトラックも世界感がマッチしていてグッド、この曲が『Illmatic』で一番好きな方が多いのでは?。AZはNasが居なかったらもっと売れていただろうと言われているラッパーですが、はたしてそうでしょうか?和訳を見るとAZは金や犯罪についてラップしているが対するNasもお金やドラッグについて触れるが自分が置かれている環境、20歳を無事に迎えれたことについて詩的にラップするところが決定的な差があると思う。
- 4曲目『The World Is Yours』客演とプロデュースはPete Rock & C.L SmoothのPete Rock、彼らしいジャジーなサウンドになっている。サンプリングはAhamad Jamalの『I Love Music』を使用
- 5曲目『Halftime』プロデューサーはMAIN SOURCEからThe Large Professoor、Nasのデビュー曲になるのかな?この時はまだNasty Nas名義。久しぶりにPVを見たけど見た目があまり変わっていないw
- 7曲目『One Love』プロデュース&客演はA Tribe Called QuestからQ-Tip、フックの『One Love...』と繰り返すのがキャッチーでQ-Tipらしさ全開である。
- 10曲目『It Ain't Hard To Tell』プロデュースにThe Large Professoor、どこか耳にしたことがあるトラックはMichael Jacksonの『Human Nature』をサンプリングして哀愁を残しつつ爽快感がありNasのライミングも巧で上手く仕上がった曲になっている。
終わりに
以上Nasの『Illmatic』の紹介でした。こちらの作品は2023年現在フリマサイトで1000円程で購入できるようです、オススメは国内盤・初版・帯付きです。
ANARCHY 【ROB THE WORLD】
アルバム紹介
2006年にR-rated Recordsより発売されたANARCHYの『ROB THE WORLD』。RykeyとBeefしているとかしてないとか、舐達麻のBADSAIKUSHとコラボしたりと、未だに日本のHIPHOP界の話題の中心にいるANARCHY。
この時代彼のアルバムを待っていた人は多いのではないだろうか?京都の向島出身のANARCHYは名古屋勢のアルバムに客演やイベント『Murder They Fall』にシングル『Ghetto Day’z』さらに所属するグループRUFF NECKの『BLACK JACK』このCDは13年以上前から2、3万円と値段が変わっていないレアな一枚。
メジャーに行ってからの作品は聴かなくなったが、当時HIPHOPの話題の中心だった彼が満を満たして出したアルバムはどんな内容なのかを紹介します。
曲紹介
1 Intro
2 K.H.B.K.
3 I'm A Rapper
4 Growth
5 Mic Check
6 Change The Game featuring RYUZO
7 Skit featuring 大華
8 No Big Deal featuring RUFF NECK
9 Ghetto Fabulous featuring M.O.S.A.D.
10 9 Block
11 Rainy Dayz
12 One For The...
13 You Know I'm A Man
14 Home Sweet Home
15 Represent
16 Luck Last featuring LA BONO and AK-69
17 Ghetto Superstar featuring G.S.S. WARNERMAKER
18 Happy End
- 3曲目『I'm A Rapper』かなり勢いがある曲、フックで『I'm A Rapper 手には千切れたワッパ』は彼の特徴でもある手の甲に掘られた千切れた手錠のタトゥーの事ですね。『リスペクトするラッパーが死にました』2004年に亡くなったTOKONA-Xの事でしょう。
- 4曲目シングルも発売されている『Growth』彼の生い立ちについて歌っている曲、リリックが刺さる。『14,5,6,7で止まる足並み空白の18』これは暴走族をやっていた時に喧嘩になり決闘罪で逮捕され少年院に入った事だと思う。『この声は何処まで届く? ここから歌ってそこまで届く』『見てな俺しか書けない歌』はANARCHYらしく控え目に見てもカッコイイ。
- 8曲目『No Big Deal』客演は自身も所属するグループRUFF NECK。当時RUFF NECKに匹敵するグループは今後現れるのか?とすら思っていたけど、近いところでSCARSぐらいしか現れなかった。
- 9曲目『Ghetto Fabulous』客演には名古屋からM.O.S.A.D.、内容は彼らの『Fabulous』をANARCHYを加えて作り直した曲になっている。
- 10曲目『9 Block』声が若く2003年頃かなと思わせる。9 Blockは向島の9街区の事です。この曲もいいが『R-RATED COLLECTION 2』に『9-BLOCK REMIX』がRUFF NECKとして入っているので聞いて欲しいところ。
11曲目『Rainy Dayz』この時のANARCHYはリリックが熱くてカッコイイ。『目に焼き付いた団地 路地裏に公園 15の俺に火をつけた証言』『傘が無くても止まらない 俺なら死ぬまで終わらない』『夢があるならそこに立ち止まるな』『誰かのためになら ここまで生きてこれた命もくれてやる』『無我夢中で今を生き抜く』書いてみたがカッコよすぎる。
- 14曲目『Home Sweet Home』北野ブルーに匹敵する程の不条理を曲にしてると思う。『9街区の一棟の方親の子 家庭環境がああやらこう』『抜け出しなこの暮らし 首から鍵ぶら下げたガキ』『団地の渦に夢が消える』HIPHOPに限らず全てのジャンルで評価されていい曲だと思う。
- 15曲目『Represent』この時代の彼を代表する曲の一つだと思うが、ANARCHYは歌詞を使い回す事がある、2バース目はDJ 4SIDEの『Thugs 4 Life』の部分をまんま使用、そこがマイナスポイントだがカッコイイから良し。最後のフックが変わる所がイカス。
- 17曲目『Ghetto Superstar』Ghetto SupastarはRUFF NECKとO.G. J JAPが合わさったグループ。WARNERMAKERも G.S.S.だった記憶だけどこの時には抜けていたのかは不明。フックと曲名はPrasの『Ghetto Supastar (That Is What You Are) 』をまんまサンプリング。
- 18曲目『Happy End』アルバムの最後を締めくくるに相応しい曲になっている。『サイレンは鳴りやまない この町は泣き止まない』『アメリカよりいいラップ閃きばいい』
終わりに
以上ANARCHYの『ROB THE WORLD』でした。2023年現在フリマサイトで1000円程で購入できるようです。RUFF NECKの『BLACK JACK』ですが2、3万とかなり高額でコピー品の可能性もありますのでこちらはオススメいたしません。
Mobb Deep 【The Infamous】
アルバム紹介
1995年に発売されたMobb Deepのセカンドアルバム『The Infamous』、ニューヨークはクイーンズの危ない雰囲気と入ったら出てこれないような居心地よさ?気分にさせてくれるこの作品はソース誌で5本マイクを獲得しています。個人的に1994年から1996年ぐらいまでがHIPHOPのゴールデンエイジだと思う、だから傑作と言われるアルバムも多い。
Mobb DeepはProdigyとHavocの二人組グループ、Prodigyはタトゥーやバンダナにカモフラとファッション面においても今現在のラッパーに影響を与えていますが2017年に死去。HavocはProdigyよりは人気は劣りますが確かなラップで存在感を示していて玄人好み。
曲紹介
1 The Start Of Your Ending (41st Side)
2 [The Infamous Prelude]
3 Survival Of The Fittest
4 Eye For A Eye (Your Beef Is Mines) feat. Nas & Raekwon
5 [Just Step Prelude]
6 Give Up The Goods (Just Step) feat. Big Noyd
7 Temperature's Rising feat. Crystal Johnson
8 Up North Trip
9 Trife Life
10 Q.U.-Hectic
11 Right Back At You feat. Raekwon Ghostface Killah Big Noyd
12 [The Grave Prelude]
13 Cradle To The Grave
14 Drink Away The Pain (Situations) feat. Q-Tip
15 Shook Ones Pt. II
16 Party Over feat. Big Noyd & Ty Nitty
- 3曲目『Survival Of The Fittest』彼らの代表曲の内の一つ、ハードな内容となっているがPVもカッコイイ、オーバーサイズの服にバンダナ・イエローブーツと90年~00年を思い出させてくれる。この曲はEMINEM主演の自伝映画『8マイル』でオープニングで鏡の前でラップをしている所で使用されている為、知らなくても聞き覚えがある方がいるのでは?
- 6曲目『 Give Up The Goods』客演は彼らの側近的存在 Big Noyd。限りなく100点に近い曲、最初はBig NoydがカッコよくてMobb Deepを食ったとすら思った、PVでも階段を降りながらラップする所が最高にカッコイイ。たが最近は次のHavocの方がいぶし銀な感じがして良いのではないかと思う今日この頃である。
- 7曲目『Temperature's Rising 』このアルバム唯一の休憩どころ、オアシスである。客演で参加しているCrystal Johnsonの歌声が心地いい。
- 11曲目『Right Back At You』客演が豪華ウータンからRaekwonとGhostfaceそして側近のBig Noydが参加。クイーンズらしいドープな曲に仕上がっている。
- 15曲目彼らの代表曲『Shook Ones Pt. II』コンロに火をつける時に鳴る音からスタート、クイーンズに来る覚悟はあるか?俺たちはリアルでお前らとは違うぞ、と悪さ全開な曲。気に入ったバースは『Sometimes I wonder, do I deserve to live?』訳すと『時々、自分は生きている価値があるのだろうか思うことがある』アメリカで黒人として生まれの葛藤だと思われる。
ちなみにこの曲も映画『8マイル』でラップバトルシーンで使われている。
終わりに
以上Mobb Deepの『The Infamous』でした、2023年現在フリマサイトで1200円程で購入できるようです、国内盤は『Survival Of The Fittest (Remix Extended Version)』が収録されている為お勧めです。