YOU THE ROCK★ 【THE SOUND TRACK '96】
アルバム紹介
1996年にcutting edgeから発売されたYOU THE ROCK★のファーストアルバム『THE SOUND TRACK '96』。昔はテレビでも見かけたりした『天才てれびくん』やドラマ『タイガー&ドラゴン』やCMにも出ていたが、大麻取締法で2005年と2010年に逮捕され見かける事はなくなった、彼の曲を知らなくても存在は知っている方も多いと思う。
なにかと騒動を起こす彼だが音楽の方はどうかとゆうと、HIPHOPにかける思いが誰よりも熱いと感じさせる、HIPHOPブームが下火になり逮捕の件で世間と自信とのギャップが少しずつ彼のやる気をなくしていったのではないかと思う。だからアルバムは3枚目までと2021年の『WILL NEVER DIE』しか聞かない。
しかし『THE SOUND TRACK '96』はやる気に満ち溢れている作品になっている、この機会にYOU THE ROCK★って大したことないんでしょ?と思っている方や聞いたことのない方は是非聞いていただきたい。
曲紹介
1 INTRO
2 MIC MASTA
3 GOTA FLAVOR
4 REAL SHIT Pt. 1
5 FUKUROU (YAKANHIKOU)
6 BACK IN THE DAYZ feat.LAMP EYE(RINO,GAMA & DJ YAS)
7 HIP HOP BOOGIE
8 FREE
9 REAL SHIT Pt. 2
10 BAD BOY BLUES feat.HAC
11 DRIVE ON THE ROAD
12 MASS VS CORE (94 LIVE TAPE)
13 BLACK MONDAY ’96 feat.MIC MASTAZ (MACKACHIN,SHIKI,HAB,GAMA,YOTTY,E.G.G.MAN,RINO,G.K.MARYAN, PATRIC,DAMAGE,TWIGY,MUMM-D & DEV-LARGE)
14 BIG SHOUT OUT
15 BOOM BYE BYE (HIP HOP NEVER DIE 2) feat.UZI
16 REAL SHIT Pt. 3
- 2曲目『MIC MASTA』人物を表す代名詞に『赤目の達磨のオジキ』や『緑の五本指』もあるが彼の場合は『マッカな目をしたフクロウ』だ。曲としては自分らとメディアに出ているラッパー達を線引きしているような内容。
- 5曲目『FUKUROU (YAKANHIKOU)』彼を代表する曲のうちの一つだと思う。この曲を聴くときは4曲目の『REAL SHIT Pt. 1』から聴くようにしているYOU THE ROCK★が曲紹介し『FUKUROU (YAKANHIKOU)』が始まるのだが一瞬ある間が詫び寂びがあってカッコイイ。サンプリングにBarbara Mooreの『Hideaway』を使用して哀愁の中に爽快感がある曲に仕上がっている。
- 6曲目『BACK IN THE DAYZ』客演はLAMP EYE後に雷家族として合流するグループ、どこかウータンっぽい曲調が印象的。『いくらでも言ってやるぜ 暗闇からダイヤを取り出せ』、『外に出ろ自分を信じて動け』この熱さこそが本来のYOU THE ROCK★。
- 12曲目『MASS VS CORE』この曲はECDの『Homesick』に収録されている『マス対コア 』のLIVEヴァージョン、これもいいがオリジナル音源を聞いてもらいたい所。
- 13曲目『BLACK MONDAY ’96』この曲は94年ごろから開催されていたイベント『BLACK MONDAY 』に出演していた面子、後に雷家族・SOULSCREAMを組むことになるから豪華。トラックはたしかRHYMESTERのMUMM-Dが作っていたと思う、長い曲で単調なトラックだから少しだれる。
- 14曲目『BIG SHOUT OUT』これも彼を代表する曲であろう曲。『猛烈激烈感謝の気持ち』と仲間たちの名前を挙げていき感謝を表している、スチャダラパー関係以外は名前は上がっているのではと思う程次々にでてくる。トラックもカッコよく1つの曲としてかなり完成度が高くなっている。
終わりに
YOU THE ROCK★の『THE SOUND TRACK '96』でした、こちらの作品は2023年現在フリマサイトで2000円前後です。昔の作品なのに高いと思われる方もいるかもしれませんが値段相応ですので購入する際は帯付き・初版をオススメします。
OZROSAURUS 【ROLLIN' 045】 『AREA AREA』収録
アルバム紹介
2001年にFUTURE SHOCKより発売されたOZROSURUSのファーストアルバム『ROLLIN' 045』。045とは横浜市の市外局番で横浜出身のDS455とかも使っていたりします。
OZROSAURUSは当時MCのMACCHOとDJのTOMOのユニットだったが時をへて現在のバンドのようなグループになっています。DS455のKayzabroの自伝『HIP HOP LIFE 夢を掴むまで』に『自分たちは嫌でもWestCoastしか聞かなかったがMACCHOはWestCoastだけではなくNasやNotorious B.I.G.なども聞いていた』と書いていたのでアルバムが100%WestCoastではない所も売れた理由の一つなのかなと思います。
2001年発売と聞くとすごく昔のように感じるが初めて聞いたのは2003年程であまりハマらなかった印象がある、それは当時EXILEの曲『LET ME LUV DOWN』やZEEBRAなどと短編映画みたいなPVを出していたので先入観からかHIPHOPな印象が薄かった、しかし名曲『AREA AREA』『YOUNG GUNZ』などを聞くうちに好きなアルバムとなった一枚。
曲紹介
1 INTRO
2 CHECK ME NOW
3 WHOOO
4 KOCO KOCO
5 Area Area
6 VILI VILI Feat. SHALLA
7 SKIT Feat. MASTA SIMON
8 ROLLING ROLL UP
9 RULE Feat. F.U.T.O, JAMBO-MAN
10 少女A
11 SKIT
12 TELL ME Feat. MAY
13 ROLLIN' 045
14 045 BB
15 YOUNG GUNZ Feat. M.O.S.A.D., MAGUMA MC's
16 しかけ Feat. TWIGY
17 追い越し可
- 3曲目『WHOOO』今も人気な曲。フックで『灰にする難関』と言うが最後のフックでは『このあたりの音じゃ俺が看板』と変わり横浜を代表している自覚があるのが伺える。
- 5曲目『Area Area』彼らの一番の代表曲であろう曲、HIPHOPを聞かない人でも耳にした事があるかもしれないぐらい有名な曲、日本語ラップを代表する曲でもある。DS455のDJ PMXが作るトラックも良くMACCHOのラップもいい。リリックもどこか詩的、『クールな風が吹く ホットな風が吹く 不思議な風が吹く』『コースは大凶から大吉』『錆びた方位磁石など使えねぇ』と挙げればきりがない曲、アルバムを通してMACCHOは『Area Area』このワードを使うが街から街の繋がりを大事にしたいのかが伺える、聞いたことのない方は是非!!
- 6曲目『VILI VILI』なぜか好きな曲、客演には元DS455のSHALLA。少しレゲェな感じがするビートも乗りこなすのがMACCHO、SHALLAのラップもキレキレでグッド。
- 7曲目『SKIT』客演は今では世界的に有名なMIGHTY CROWNからMASTA SIMON。SKITだか無視はできない熱くポジティブな言葉を吐くMASTA SIMONが印象的。
- 9曲目『RULE』この曲がアルバムの中で一番好きな曲、詩的でメッセージ性がある曲に仕上がっている『リスペクトされる政治はまだ不在』『語り継がれている嘘の独裁』『戦争大国ユナイテッドステーツ 悪魔が作った間違い科学』『地球に打ち込むケミカルミサイル』とかなり政治や戦争、人身売買、地球環境などについて強く訴えている曲です。
- 13曲目『ROLLIN' 045』地元賛歌な曲だがゆったりとして哀愁のある曲調でチルできる。
- 15曲目『YOUNG GUNZ』のちにシリーズ化される最初の曲。この曲で初めてTOKONA-Xの存在を知った方も多いのでは?客演に名古屋からM.O.S.A.D.、京都からMAGUMA MC'sが参加しハードコアな曲にしあがっている。このメンツの中でも目立つのがMACCHOとTOKONA-X、のちにTOKONA-Xの『Where`s my hodd at ?』で共演。
終わりに
以上『ROLLIN' 045』の紹介でした、2023年9月現在フリマサイトで2000円程で購入できるようですが、7、8年前から比べると1000円程高くなったようです、機会があれば購入をお勧めします。
LUNCH TIME SPEAX 【Blue Print Maneuver】 EL DORADO~黄金郷開拓編~
EL DORADOから唯一のCD化
EL DORADOからリリースされた作品を少しずつ紹介していきたいと思います。はい、みんな大好きLUNCH TIME SPEAXの 『Blue Print Maneuver』です。2023年現在フリマサイトでCDが4500円程、LPは6000円程ですが値段相応になっています、同じ値段程かそれ以上で売れるの可能性があるので投資目的で購入するのもありかもしれません。
メンバーはMCのGOCCI、TADA`S A.C.とDJ DENKAの2MC1DJのグループですが現在は活動停止中。2023年現在GOCCIはちょくちょくと音源を配信していますが、TADA`S A.C.はさっぱり。DJ DENKAが2008年に傷害事件で逮捕されました、できれば音楽で話題になってほしかった所ですね。
そんな彼らがDEV LARGEに見いだされ彼のレーベルEL DORADOからアナログ・12インチシングルを出すことになる。
曲紹介
1 SOUL DIVER Feat. DEV LARGE
3 L.T.S
4 止マッテタマッカ
5 その男
6 SUPER DNA
7 MIDNIGHT LUNCH
8 CHANGE THE GAME
9 (オマエもこの気持良さにやられちまいな) 止マッテタマッカ -DLRMX-
書いてみると9曲43分と短いアルバムだとゆう事を再確認したが内容が濃いのでそれは良しとしよう。
- 1曲目『SOUL DIVER』ドープな曲、アルバム唯一の客演はBUDDHA BRANDからDEV LARGE。NasのStillmaticとゆうフレーズをサンプリング。
- 2曲目『GROUND ZERO』2人のマイクリレー、LUNCH TIME SPEAXらしくこれが日本語ラップぽくていいですね。サンプリングにはGEORGE DUKE 『YOU AND ME』を使用、元ネタも最高。GOCCIの『イルなイエロー野郎 折れない3本のアロー』が印象的。
- 3曲目『 L.T.S』このアルバムで2番目に好きな曲になる。トラックもシンプルでいいが、フックなしで2人のマイクリレーで上手くまとまった曲になっている、流石LUNCH TIME SPEAXといったところ。『吉と出るか凶と出るかDJ DENKAとマイク二刀流』のパンチラインが印象的。
- 4曲目『止マッテタマッカ』リミックスバージョンの方が好きだがこちらも聞けば聞くほどよさが出る曲、フックの『止マッテタマッカ』とゆうリリックが彼らの若さや勢いなどを表願しているようで好みである
- 5曲目『その男』哀愁漂う曲、自分たちの人生を表現したようなリリックとなっている。『俺は何かの天才だ 諦めを知らぬその男は』、『出会う音と男』最高のリリックとなっています。
- 9曲目『(オマエもこの気持良さにやられちまいな) 止マッテタマッカ -DLRMX-』この曲が彼らの中で一番有名ではなかろうか、サンプリングソースは複数あるがSUNの『DANCE』が有名どころか。DEV LARGEリミックスで、トラックも爽快感でリリックもポジティブな感じがあり曲としての完成度が高い。ここ数年は毎日とは言わないが二日に一回は聞いてる。フックがいい『ヤミを抜けこの声を聴け』、『その目開け明日めがけ』はいつもポジティブな気持ちにさせてくれる、『永遠を繋ぐ皿が回る』はHIPHOPとは何かを短い文章で表現して考えされるリリックは最高。まさにタイトル通り『オマエもこの気持良さやにられちまいな』といったところ、さすがDEV LARG。感謝DEV LARG。
Ghostface Killah 【Ironman】
アルバム紹介
1996年にEPICから発売されたGhostface Killahのファーストアルバム『Ironman』、邦題は90年代の日本らしい『ムキムキマン』もちろんプロデュースはほとんどRZAです。全17曲、約70分と内容の濃い作品になっていますが、それほど他のメンバーが先に出したアルバムにGhostface Killahが客演で参加した曲の評価の高さからかRZAも力を入れた作品となっている。
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曲紹介
1 Iron Maiden Feat. Raekwon & Cappadonna
2 Wildflower
3 The Faster Blade Feat. Raekwon
4 260 Feat. Raekwon
5 Assassination Day Feat. Inspectah Deck, RZA, Raekwon & Masta Killa
6 Poisonous Darts
7 Winter Warz Feat. Raekwon, U-God, Masta Killa & Cappadonna
8 Box In Hand
9 Fish Feat. Raekwon & Cappadonna
10 Camay Feat. Raekwon & Cappadonna
11 Daytona 500 Feat. Raekwon & Cappadonna
12 Motherless Child Feat. Raekwon
13 Black Jesus Feat. Raekwon & U-God
14 After The Smoke Is Clear Feat. The Delphonics, Raekwon & RZA
15 All That I Got Is You Feat. Mary J. Blige
16 The Soul Controller
17 Marvel Feat. RZA
- 1曲目『Iron Maiden』。Raekwon & Cappadonnaとアルバムのジャケットに登場する3人でラップする曲。勢いがあってすごく好きです、なかでもCappadonnaのラップが彼の人生で一番輝いてるじゃないかと思わせるぐらいキレキレでカッコいいです。ちなみにイントロでは映画『The Education of Sonny Carson』の会話をサンプリングしています。
- 4曲目『260』Raekwonとのマイク回しがさすがです。曲の最初に喋る会話のサンプリングも後ろで鳴るホーンの音もウータンらしさ全開でかなりカッコイイ曲になっています。
- 11曲目『Daytona 500』こちらもアルバムジャケにに写る3人でのマイクリレー、爽快感がある曲に仕上がっている。日本人のLIBROさんがアルバム『胎動』で『Doytena 2000』とゆう曲でサンプリングしています、デイトナをドイテナとは日本時らしくて良い。PVもマッハGOGOGOを使用していてこちらも話題になりました。
- 13曲目『Motherless Child』映画『Sunset Park』のサントラに収録された曲でRZAの趣味かソウルフルな曲に仕上がっていてグッド。
- 15曲目『All That I Got Is You』Method man のアルバム以来のMary J. Bligeを起用した曲。The Jackson5の『Maybe Tomorrow』をサンプリングしていて、自身の家族・ファミリーに絆について語っている曲。
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終わりに
以上『Ironman』の紹介でした。こちらの作品は2023年現在フリマサイトで800円程で購入できます、また国内盤・初版・帯付きが安くあるのでしたらそちらをお勧めします。
Raekwon 【Only Built 4 Cuban Linx...】
アルバム紹介
Raekwonが1995年にLOUDから発売したファーストアルバム、もちろんプロデュースはRZAです。この作品はヒップホップ専門雑誌THE SOUCE誌がアルバム紹介するコーナーで5本マイク(満点)を獲得したことで有名です。ちなみにウータンのメンバーで唯一5本マイクを獲得したのはこの作品だけです(Wu-Tang Clanは1993年に『Enter The Wu-Tang』で獲得しています。)
内容も『Enter The Wu-Tang』の余韻を残すような怪しげな雰囲気で客演もウータン軍団で固めていますが中でもGhostface Killahが18曲中12曲登場するとゆう活躍ぶり。アルバムのジャケットでも後ろから援護射撃してますよ感がでていて最高です。
曲紹介
1 Striving For Perfection
2 Knuckleheadz Feat. Ghostface Killah & U-God
3 Knowledge God
4 Criminology Feat. Ghostface Killah
5 Incarcerated Scarfaces
6 Rainy Dayz Feat. Ghostface Killah & Blue Raspberry
7 Guillotine (Swords) Feat. Inspectah Deck, Ghostface Killah & GZA
8 Can It Be All So Simple (Remix) Feat. Ghostface Killah
9 Shark Niggas (Biters)
10 Ice Water Feat. Ghostface Killah & Cappadonna
11 Glaciers Of Ice Feat. Masta Killa & Ghostface Killah
12 Verbal Intercouse Feat. Nas & Ghostface Killah
13 Wisdom Body Feat. Ghostface Killah
14 Spot Rusherz
15 Ice Cream Feat. Method Man, Ghostface Killah & Cappadonna
16 Wu-Gambinos Feat. Method Man, RZA, Masta Killa & Ghostface Killah
17 Heaven & Hell Feat. Ghostface Killah
18 North Star (Jewels)
- 4曲目シングルカットされた『Criminology』客演のGhostface Killahがいきなりカマしますねぇ。サンプリングでBLACK IVORYの『I KEEP ASKING YOU QUESTIONS』をイントロから使用してますね、元ネタもいいので是非チェックしてみてください。
- 6曲目『Rainy Dayz』こちらの曲もGhostface Killahが、さらにフックの部分でBlue Raspberryが参加しております。怪しげな雰囲気満載だがBlue Raspberryの歌声が仕上がってますねー。初めて友達に聞かされた時は『ああ、まぁいいんじゃない』としか思わなかったけどウータンにハマってからはお気に入りの曲になってます。
- 7曲目『Guillotine』この曲は目立たないけど好きな曲です。客演はInspectah Deck, Ghostface Killah & GZAでマイクリレーしていきますが先頭のInspectah Deckのラップがキレキレでいいですね客演でラップするInspectah Deckにハズレがあまりない印象。
- 16曲目『Wu-Gambinos』こちらの曲もマイクリレーになっております。あまり評価されてないけどこの時期のMasta Killaは割と好き。
- 17曲目一番最初にシングルカットされた曲『Heaven & Hell 』ウータンにしてはそこまでクセもなく聞きやすいソウルの要素を含んだ曲。映画『FRESH』のサントラにも収録されております。
- 18曲目、ソウルフルな感じが大好き『North Star』この曲良かったら覚えておいてください、なぜなら続くからです、そう2009年に発売される『Only Built 4 Cuban Linx... Pt. II』に続くのです!!
終わりに
以上『Only Built 4 Cuban Linx...』の紹介でしたこの作品は2023年現在900円程で輸入盤をフリマサイトで購入できます、コレクションしたい方は国内盤・初版・帯付きをオススメします。
GZA 【Liquid Swords】
アルバム紹介
1995年にGEFFEN RECORDSから発売されたGZAのセカンドアルバム『Liquid Swords』。GZAはWu-Tang Clanでデビューする前に別のレーベルから『Words from the Genius』とゆうアルバムを出しているがこちらはヒットすることなくその後Wu-Tang Clanに加入し『Liquid Swords』を発売した。客演もWu-Tang軍団で固めプロデュースもRZAとWu-Tang Clanメンバーの初期作品を代表するものとなっている。ちなみにGZAとOl' Dirty BastardとRZAはいとこにあたるみたいです。このアルバムのデザインは確か準メンバー的存在のMATHEMATICSが書いたそうです。(記憶違いならすみません)
『Liquid Swords』は90SHIPHOPやEast Coastランキングなどで必ず上位に入っています、またHipHopを語るなら確実に話題に上がる作品ですのでよかったらチェックしてみてください。
曲紹介
1 Liquid Swords
2 Duel Of The Iron Mic Feat. Inspectah Deck, Masta Killa & Ol' Dirty Bastard
3 Living In The World Today
4 Swordsmen
5 Cold World Feat. Inspectah Deck
6 Labels
7 4th Chamber Feat. Ghostface Killah, Killah Priest & RZA
8 Shadowboxin' Feat. Method Man
9 Hell's Wind Staff/Killah Hills 10304
10 Investigative Reports Feat. Ghostface Killah, Raekwon & U-God
11 Gold
12 I Gotcha' Back
13 B.I.B.L.E. (Basic Instruction Before Leaving Earth) Feat. Killah Priest
- 1曲目『Liquid Swords』からウータンの雰囲気満載ですね、映画『子連れ狼』の会話を使用しているとの事、劇中の会話を使うのがウータンのよさであり初期のRZA作品の良さでもある。
- 5曲目『Cold World』客演でInspectah Deckが参加していますがやはり彼は目立たないけど確実に仕事をするいぶし銀な感じがさらにグッド。ちなみに『Cold World (RZA Mix)』もあります、こちらはR&BからD'Angeloが参加しておりオリジナルとはまた違う感じにもなっておりますので『Wu-Chronicles』に収録されていますのでよかったらどうぞ。
- 8曲目シングルカットされてある『Shadowboxin' 』客演にはMethod Manが参加こちらはAnn Peeblesの 『Trouble Heartaches & Sandness』がサンプリングされてますプロデュースはもちろんRZA。
- 13曲目『B.I.B.L.E. Feat. Killah Priest』この曲が一番好きですね。客演にKillah Priestが参加しておりますが実はGZAはラップしておらずKillah Priestしかラップをしていないとゆう謎の曲、しかし世界観などこのアルバムにマッチしており結果的にヒットした曲であるB.I.B.L.E.とはBasic Instruction Before Leaving Earthの略でありSupremeとコラボしたTシャツが販売されてありますのでよかったらどうぞ。
終わりに
以上作品紹介でした2023年現在フリマサイトで1000円程で購入できます、LPは桁が1つ違いますのでCD版をオススメします(国内盤、帯付きが安かったらなおヨシ。)
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Method Man 【Tical】
アルバム紹介
Wu-Tang Clan からメンバーMethod Manのファーストアルバム1994年Def jamから発売されグループからの初のデビューアルバムとなっております。すべての曲をリーダーのRzaとMethod Manがプロデュースして、Enter The Wu-Tang: 36 Chambersの雰囲気を残したままMethod Manの良さを引き出した作品です。
曲紹介
1 Tical
2 Biscuits
3 Bring The Pain [Feat. Booster]
4 All I Need [Feat. Streetlife]
5 What The Blood Clot
6 Meth Vs. Cheff [Feat. Raekwon]
7 Sub Crazy
8 Release Yo' Delf [Feat. Blue Raspberry]
9 P.L.O. Style [Feat. Carlton Fisk]
10 I Get My Thang In Action
11 Mr. Sandman [Feat. Rza, Inspectah Deck, Streetlife, Carlton Fisk & Blue Raspberry]
12 Stimulation [Feat. Blue Raspberry]
13 Method Man (Remix)
全体的に初期のRza特有の不気味な感じのトラックになっておりますが慣れてしまえばクセになりウータンしか聞けなくなるかも?。
- 3曲目シングルカットされた『Bring The Pain』曲もカッコイイですがPVもいいですね、危ない雰囲気にグラフティと90年代な感じたまりません。
4曲目『All I Need』この曲のREMIXが第38回グラミー賞「最優秀ラップパフォーマンス・デュオ/ グループ賞」を受賞するほどヒットしました。アルバムに収録されているのは彼の側近であるStreetlifeが共演した曲。
- 8曲目の『Release Yo' Delf』この曲は個人的にすごく好きですね。現在もMCバトルなどでビートとして使わていたりしますのでなんとなく聞いたことがあるかもしれません。Blue Raspberryこの方はWu-Tang Clan関連作品によく出演されてる方ですが歌声がいいですよね、もう少し評価されてもいいのにと思います。ちなみにPVはNワードなどが使えない為CDバージョンの方がいいがやはり映像で見るMethod Manはカッコイイです。
- 11曲目の『Mr. Sandman』この曲は不気味な雰囲気がかなりありますがこれがRza印といったところですかね。RzaとInspectah Deckのラップがキレキレでたまりません、後ろで流れているBlue Raspberryの歌声もグッド。
終わりに
以上Ticalの紹介でした。しばらくはWu-Tang Clanのセカンドアルバムが出るまでのメンバーのソロアルバムや日本人などを紹介していきたいと思います。
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