OZROSAURUS 【ROLLIN' 045】 『AREA AREA』収録
アルバム紹介
2001年にFUTURE SHOCKより発売されたOZROSURUSのファーストアルバム『ROLLIN' 045』。045とは横浜市の市外局番で横浜出身のDS455とかも使っていたりします。
OZROSAURUSは当時MCのMACCHOとDJのTOMOのユニットだったが時をへて現在のバンドのようなグループになっています。DS455のKayzabroの自伝『HIP HOP LIFE 夢を掴むまで』に『自分たちは嫌でもWestCoastしか聞かなかったがMACCHOはWestCoastだけではなくNasやNotorious B.I.G.なども聞いていた』と書いていたのでアルバムが100%WestCoastではない所も売れた理由の一つなのかなと思います。
2001年発売と聞くとすごく昔のように感じるが初めて聞いたのは2003年程であまりハマらなかった印象がある、それは当時EXILEの曲『LET ME LUV DOWN』やZEEBRAなどと短編映画みたいなPVを出していたので先入観からかHIPHOPな印象が薄かった、しかし名曲『AREA AREA』『YOUNG GUNZ』などを聞くうちに好きなアルバムとなった一枚。
曲紹介
1 INTRO
2 CHECK ME NOW
3 WHOOO
4 KOCO KOCO
5 Area Area
6 VILI VILI Feat. SHALLA
7 SKIT Feat. MASTA SIMON
8 ROLLING ROLL UP
9 RULE Feat. F.U.T.O, JAMBO-MAN
10 少女A
11 SKIT
12 TELL ME Feat. MAY
13 ROLLIN' 045
14 045 BB
15 YOUNG GUNZ Feat. M.O.S.A.D., MAGUMA MC's
16 しかけ Feat. TWIGY
17 追い越し可
- 3曲目『WHOOO』今も人気な曲。フックで『灰にする難関』と言うが最後のフックでは『このあたりの音じゃ俺が看板』と変わり横浜を代表している自覚があるのが伺える。
- 5曲目『Area Area』彼らの一番の代表曲であろう曲、HIPHOPを聞かない人でも耳にした事があるかもしれないぐらい有名な曲、日本語ラップを代表する曲でもある。DS455のDJ PMXが作るトラックも良くMACCHOのラップもいい。リリックもどこか詩的、『クールな風が吹く ホットな風が吹く 不思議な風が吹く』『コースは大凶から大吉』『錆びた方位磁石など使えねぇ』と挙げればきりがない曲、アルバムを通してMACCHOは『Area Area』このワードを使うが街から街の繋がりを大事にしたいのかが伺える、聞いたことのない方は是非!!
- 6曲目『VILI VILI』なぜか好きな曲、客演には元DS455のSHALLA。少しレゲェな感じがするビートも乗りこなすのがMACCHO、SHALLAのラップもキレキレでグッド。
- 7曲目『SKIT』客演は今では世界的に有名なMIGHTY CROWNからMASTA SIMON。SKITだか無視はできない熱くポジティブな言葉を吐くMASTA SIMONが印象的。
- 9曲目『RULE』この曲がアルバムの中で一番好きな曲、詩的でメッセージ性がある曲に仕上がっている『リスペクトされる政治はまだ不在』『語り継がれている嘘の独裁』『戦争大国ユナイテッドステーツ 悪魔が作った間違い科学』『地球に打ち込むケミカルミサイル』とかなり政治や戦争、人身売買、地球環境などについて強く訴えている曲です。
- 13曲目『ROLLIN' 045』地元賛歌な曲だがゆったりとして哀愁のある曲調でチルできる。
- 15曲目『YOUNG GUNZ』のちにシリーズ化される最初の曲。この曲で初めてTOKONA-Xの存在を知った方も多いのでは?客演に名古屋からM.O.S.A.D.、京都からMAGUMA MC'sが参加しハードコアな曲にしあがっている。このメンツの中でも目立つのがMACCHOとTOKONA-X、のちにTOKONA-Xの『Where`s my hodd at ?』で共演。
終わりに
以上『ROLLIN' 045』の紹介でした、2023年9月現在フリマサイトで2000円程で購入できるようですが、7、8年前から比べると1000円程高くなったようです、機会があれば購入をお勧めします。